アイドルグループ「アップアップガールズ（仮）」が、陸上自衛隊で教練体験をすることが12月5日、明らかになった。同日、東京都内で行われた同グループのDVD「上々少女’s Vol．1～3（仮）」の発売記念イベントの直前に行われた会見でサプライズ発表され、メンバーの新井愛瞳さんは「私たち、自衛隊に入るためにアイドルやっているんじゃないんですよ！」と絶叫。森咲樹さんは「走るの苦手……」と困惑したが、仙石みなみさんは「サバイバルしてみたかった！　妄想に一歩近づけてうれしい」と大喜びした。

　同グループは、新井さん、仙石さん、森さんと古川小夏さん、佐藤綾乃さん、佐保明梨さん、関根梓さんからなる7人組。2011年4月に活動を開始し、12年4月にCDデビュー。さまざまなサプライズ企画に挑戦しており、今年8月には富士山頂でのライブを成功させ、2015年3月から、武道館ライブを目指して全国47都道府県を巡るツアーを開催する。

　メンバーは教練体験が発表された瞬間、その場にへたり込み、絶句したが、佐藤さんは「すごい！ やったー！」と喜び、佐保さんは「（自衛隊の経験を生かして）ほふく前進の振りとかできるかも」と期待していた。

　教練体験は、陸上自衛隊宇都宮駐屯地から、同グループにイベント出演の依頼が来たことがきっかけで実現。メンバーが「日本の強さを学ぶ」ためにと申し込んだ。同グループが出演するイベントは一般の参加は受け付けておらず、教練体験は非公開で行われる。

　この日、メンバーは47都道府県のツアーについてもコメント。これまで数回、瓦割りを披露している佐保さんは「武道館を目指すので、完璧な武道を見せたい。破壊力をつけたい」と話し、佐藤さんは「腹筋をバキバキに割る！　違う意味で脱いだらすごいアイドルを目指す」と宣言するなど、アイドルらしからぬ意気込みを語っていた。

　DVDは、同グループのライブやイベントなどに密着したテレ朝動画の配信番組「上々少女’s」の2012～14年、約2年半の配信分を3巻にまとめた。この日のイベントは、全3巻を購入したファン約100人が訪れ、メンバーとミニライブや握手会で盛り上がった。