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 サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝トーナメント1回戦で、日本の試合が7月2日深夜に行われる。1次リーグH組で“最下位候補”と言われながらも、格上のコロンビアを撃破するなどして2位で通過した日本。だが今度の相手は、FIFAランキング3位(日本は61位)で優勝候補の一角のベルギーだ。サッカーもサッカーゲームも大好きなおじさんゲーマーがエレクトロニック・アーツ(EA)の公式ゲーム「FIFA 18」(PS4)でシミュレートした。(選手名敬称略)

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 日本のスターティングメンバーは、現状のベスト布陣と思われるセネガル戦に合わせた。GKが川島永嗣。DFは右サイドから酒井宏樹、昌子源、吉田麻也、長友佑都。MFは長谷部誠と柴崎岳を中盤の底に、原口元気が右サイド、香川真司がトップ下、乾貴士が左サイド。FWは大迫勇也のワントップだ。試合の操作は、公平を期すためコンピューター任せにした。なおゲーム中にあるチーム力は、日本がATT(攻撃)76、MF(中盤)78、DEF(守備)73に対し、ベルギーは85、83 、83とブラジルと遜色のない力を持つ。ビッグクラブのスター選手がそろうが司令塔のデブルイネとエースストライカーのルカク、突破力を持つE・アザールは要注意だ。

 試合は序盤からはベルギーペース一辺倒と思いきや、意外にも日本ペースだった。乾、長友、香川を中心に華麗なパスワークで攻め込むなど奮闘する。しかし、ベルギーは個人能力の高さを生かして応戦。長谷部や柴崎の奮戦でアザールは押さえ込むものの、相手エース・ルカクの突破に手を焼く。結果的に日本は防戦一方となるが、相手の詰めの甘さにも助けられて、前半は0対0で折り返した。

 そして後半5分、日本にビッグチャンスが訪れる。柴崎のパスを受けた大迫が反転、相手DFをかわして、至近距離からシュートを打つが枠を外してしまう。ゲームの解説者が「こういうミスは後に響くかも」とコメントした通り、その後は再びベルギーペースになる。日本は原口に代えて本田圭佑を投入するが、ベルギーの屈強なDF陣に押さえ込まれて攻め手を失い、劣勢になる。

 そして後半34分、ベルギーの猛攻に耐え続けた日本だが、ゴール前22メートルの位置で反則をしてしまう。司令塔デブルイネのフリーキックは、日本のゴールに吸い込まれて先制を許してしまう。反撃を試みる日本は、アディショナルタイムに岡崎慎司(途中交代)を拠点にカウンターアタック。華麗なパスを回して長谷部がゴール前に走り込む香川に絶妙にスルーパスを出す。香川は右足を振り抜くが、ボールは枠に飛ばず万事休す。0対1でタイムアップとなり、無念の敗戦となってしまった。

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 この後、コロンビア戦、セネガル戦、ポーランド戦と同じように4回シミュレーションをしたところ、0対4、0対2、0対1、0対1。ノーゴールのまま、5戦全敗の結果だった。ルカクの突破力に手を焼いていたが、逆にルカクにボールが渡らないと接戦に持ち込める……という印象だ。日本の攻撃もノーチャンスというわけではなく、日本のパスはかなり通用していた。日本代表は、粘り強く守備をして、何とか1点をもぎ取り、初のベスト8に進出してほしい。

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 「FIFA 18」は、EAが制作した本格派のサッカーゲーム。W杯に出場したチームや選手はもちろん、公式球、12のスタジアム、トロフィーまでも再現するなど、本物そっくりの演出でW杯が楽しめる。

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