【動画】リリー・フランキー、「万引き家族」パルムドール受賞より映画大ヒットに驚き 映画「万引き家族」大ヒット御礼舞台あいさつ1
「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞のパルムドールを受賞した映画「万引き家族」の大ヒット御礼舞台あいさつが6月14日、東京都内で行われ、リリー・フランキーさん、高良健吾さん、山田裕貴さん、城桧吏さん、佐々木みゆちゃん、是枝裕和監督が出席した。フランキーさんは「監督がパルムドールをいただいたことは全然意外じゃなかったけれど、大ヒットのほうが意外だな。こっちの方が想像できなくて、うれしい限り」と喜んだ。
映画は、8日に公開され、11日までに興行収入10億円を突破。14日に観客動員数100万人を突破したと発表された。フランキーさんは「撮影していたときには、こんな大ヒットイベントに立てるとは(思っていなかった)。こんな形で壇上に立てるのは意外。本当に大ヒットしている作品の大ヒットイベントはあまり参加したことありませんから」と語って観客の笑いを誘った。
是枝監督は「リリー(・フランキー)さんとは、『小さく生んで長く細く見てもらえるものになったらいいですね』と話していましたが、こんなに突然大きく成長してしまうとは思っていなかった」といい、「うれしいやら戸惑っているやら、不思議な気持ちですが、こういったイベントをできるのは、何よりです」と喜びをにじませた。
「万引き家族」は、犯罪でしかつながれなかった家族を通して、人と人との絆を描くヒューマンドラマ。息子の祥太(城さん)と共に万引きに精を出す治(フランキーさん)は、凍えている幼い女の子・じゅり(みゆちゃん)を目にして思わず家に連れて帰る。妻の信代(安藤サクラさん)は体中傷だらけのじゅりの境遇を察し、面倒を見ることに。一家は祖母の初枝(樹木希林さん)の年金を頼りに、アルバイトをしている信代の妹・亜紀(松岡茉優さん)らと幸せに暮らしていたが、ある事件をきっかけに、家族の隠された秘密が明らかになっていく……というストーリー。