アイドルグループ「SKE48」の元メンバーの須田亜香里さんが2月24日、東京都内で約7年ぶりとなる写真集「pluie（プリュイ）」（講談社）の発売記念会見を開いた。写真集は、水着姿やランジェリー姿を披露し、過去最大のヌーディーショットも掲載された。デビュー15周年を迎えた須田さんの集大成となったといい、「私は、背中とおしりがすごく自信があるんです。ぜひ注目していただきたいです。年齢を重ねるごとに、トレーニングしないと、お尻は段々、重力に負けてくると30代を迎えた辺りから気づいたんですけど、できるだけ重力に逆らって、今も自信を持ってお見せできるお尻をしっかりとアピールできたらいいな。多分、おいしそうなお尻だと思います」と自信を見せた。

　周囲の反響も大きかったといい「ワーオ！と驚き、『ここまで攻めていると思わなかった』という言葉を友達からかけてもらっています。共演者さんにも配らせていただいたのですが、印象的だったのは、武井壮さんに『頑張ったな！』と言われたことです。大層な意気込みでやったかと言われたら、本当に楽しみながら大胆な露出までさせてもらったんです。しかも、キレイに作品として残していただけたので、大満足です」と語った。

　「等身大」であることにこだわった写真集で「当時32歳の等身大の自分をきちんと見せることを意識していて。無理しちゃったのではなく、楽しみながら、私はこの表現を全身でしているんだ！と伝えられるようなポジティブな印象を持ってもらえるような作品をお届けしたいということは一貫して大事にしていたことです」と思いを込めた。

　お気に入りとして水に浮くカットを挙げ「一番苦労した写真だからこそ、お気に入りに選ばせていただきました。水に浮いている人は、気持ちよさそうに見えると思うんですよ。私もそういった写真を撮るのを楽しみにしてたんですけど、いざやってみると、沈んじゃって。カメラマンさんに『息をちゃんと吸い込んでごらん』と言われて、息をしたらそうしたら浮いたんです。ちゃんと呼吸をすれば浮けるということに感動しました。難しそうに見えることも呼吸をすれば成し遂げられる。それは普段、仕事をしてる時もそうで、頑張りすぎて息するのを忘れたりとか、バタバタしていると、なかなか力が発揮できない。でも、ちゃんと呼吸すれば私も浮くことができるんだ！と思い、お気に入りです」と明かした。

　撮影時の苦労を聞かれると「困ったことは、足の裏がフワフワになっちゃったことです。半日くらい海に入っていたり、お風呂のシーンもあったしで、草原でも体を少し湿らせて撮っていたので、ずっと濡れて湿り気のある状態だったんです。お風呂のカットは、足の裏も写っていますが、おばあちゃんの足の裏みたいになっていて。つるつるに編集するべきか？という話もあったのですが、ありのままで、水と対峙（たいじ）したことを、皆さんに形としてお見せしたかったので、ちょっと恥ずかしいけど、私の足跡として感じていただきたいページです」と語った。

　「すごく満足しているので、自分では99.9点をつけたいな」と自己採点し、「皆さんが見てくださったら100点になるのかなと思います。皆さんなしでは迎えられなかった15周年なので、皆さんの手で100点にしてもらえたらいいなと思います」とファンへの思いを語った。

　今後の写真集の予定を聞かれると「1冊目は20代半ばの時で、私の中でこれが最後だと思っていました。最後を決めるつもりもないので、夢は見ましょう。40歳で出せるような人になってみたいですね。いくつになっても可愛いねって言われたいな。最近、歳を重ねるにつれ、可愛く年を重ねたいと思うようになりました。老けたねじゃなくて、おばあちゃんという言葉が似合わないね、と言われるような人になりたくて、笑顔の可愛いプリティーな人になりたいんです、40歳で変わってもいいんだけど、シワが増えたけど可愛いね、と言われるような素敵な女性になれてたらいいなと思います」と笑顔で話していた。写真集はA4判、128ページ。3960円。