【動画】阿部寛、感激の初カンヌ振り返る 「あの経験は一生忘れない」 映画「海よりもまだ深く」初日舞台あいさつ1
俳優の阿部寛さんが5月21日、東京都内で行われた主演映画「海よりもまだ深く」(是枝裕和監督)の初日舞台あいさつに出席。今作が開催中の第69回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品され、先日の公式上映で初めて同映画祭に参加した阿部さんは「思ったより人がたくさんいて、街中、映画祭の活気がすごかった。(滞在は)3日間だけれど、まるで夢のような体験だった」と感慨深げに振り返った。映画祭の魅力を聞かれると、「街の雰囲気だったり、海が目の前にあって。すべてが映画祭のために盛り上がっている。あの経験は一生忘れないだろうなと」と思いをはせていた。
映画は、台風の夜に偶然一つ屋根の下に集まった“元家族”を描いている。妻に愛想を尽かされ、一人息子の養育費も払えない、自称作家のダメ男、良多(阿部さん)が主人公で、ある日、母(樹木希林さん)の家に集まった良多と、別れた元妻の響子(真木よう子さん)と息子が、台風のために帰れなくなり、一晩を共にすることになる……というストーリー。舞台あいさつには、同映画祭に参加した樹木さん、真木さんも出席。是枝監督は同映画祭参加中のため欠席した。