【動画】ウイークリーニュースONZE×BizBuz:緑茶飲料30年の進化!畑から作る理想の茶葉 #ONZExBizBUz
BS11の報道番組「ウイークリーニュースONZE」のビジネス情報コーナー「BizBuz」では、「緑茶飲料30年の進化!畑から作る理想の茶葉」と題して、伊藤園の緑茶飲料「お〜いお茶」を紹介した。
伊藤園は1985年、従来の常識を覆す缶入り緑茶「伊藤園の煎茶」を開発、1989年には「お〜いお茶」を発売し、緑茶の飲料化のパイオニアとして市場をけん引してきた。緑茶をペットボトルでおいしく味わうために、同社は茶舗ならではのこだわりで「緑茶飲料専用茶葉」の開発に取り組んできた。
透明なペットボトルを使う緑茶飲料は、オリと言われる浮遊物が少なく、水にお茶の成分がきれいに溶出する茶葉が理想だという。当初から「お~いお茶」の開発を続けている笹目正巳・開発2部長は「急須でいれる煎茶は、高温のお湯で2煎、3煎と何度も出せる茶葉がいいが、飲料用は1煎目が勝負」といい、専用茶葉の開発に取り組んだ。茶葉の生産を担当した荒井昌彦・農業技術部長は、笹目さんとともに100種以上ある茶葉の中から、緑茶飲料に適し、年間を通じて安定した収穫ができるよう早晩生が異なる品種を探し求めた。10年近い試行錯誤を経て茶葉を厳選し、「お茶は苗を植えてから収穫できるまで3年、完全に成長するまで6〜7年かかる。相当な時間が必要で、ようやく理想に近い状態になりました」と振り返る。
こうして緑茶飲料発売30周年を迎えた今年5月、専用茶葉に春に摘み取った旬の新茶を加え、熟練の茶師が茶葉の特徴を見極めながら火入れを行う「新・後火(あと・び)入れ製法」で香りとうまみを引き出し、“史上最高”と銘打った「お~いお茶」が新発売された。
2015年6月28日放送
放送時間:BS11毎週日曜日 午後6時00分~6時55分
キャスター:
元村 有希子(毎日新聞編集委員)
田野辺 美鈴
コメンテーター:
山路 徹(ジャーナリスト)
BizBuzコーナー
出演:猪狩 淳一(毎日新聞デジタル)