【動画】エヴァンゲリオン「ロンギヌスの槍を月に刺す」プロジェクト概要説明2
人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の20周年と、今年が劇中の舞台となった2015年であることを記念して、作中に登場する巨大な槍「ロンギヌスの槍」を月面に“刺す”「ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト」が1月30日にスタートした。16年末までのプロジェクトで、槍が地球を飛び出して月面に刺さるアニメシーンを再現する。庵野秀明監督は「空想、妄想の世界を描いたアニメ作品の表現が、現実の世界で本気の遊び、エンターテイメントとして再現される計画に、驚きと喜びと感慨と深い感謝を覚えます。成功を祈ります」とコメントしている。
同プロジェクトは、民間宇宙開発チーム「ハクト」の協力により、同チームが月面探査を行うタイミングに合わせて「ロンギヌスの槍」を月面に放出する。槍を積んだランダー(月着陸船)をロケットに搭載して打ち上げ、ランダーが月面に到着したあとで槍を放出し撮影する。槍は全長240ミリで材質はチタン合金。同プロジェクトの会見に登場した女優の加藤夏希さんは「びっくりしました。まさか月に行くなんて」と驚きを表した。
打ち上げ費用は約1億円。クラウドファンディングで調達し、目標金額に達成した場合のみ同プロジェクトは実行される。クラウドファンディングの実施期間は30日から4月5日午後11時まで。1億円は国内のクラウドファンディング金額では最高額という。支援者には、支援金額によって登場人物のポスターや月面に“刺す”「ロンギヌスの槍」への名前の刻印などのリターンを用意している。