BS11の報道番組「ウイークリーニュースONZE」のビジネス情報コーナー「BizBuz」では、「開けごま！？セキュリティーの新技術」と題して、警備会社「ALSOK」が開発した人の話す声で本人認証を行う「話者認識」の新技術を紹介した。

　同社の開発した「話者認識」技術は、声の周波数の波形を分析して個人を特定するもので、生体（バイオメトリクス）認証技術の一つ。従来利用されてきた指紋で個人特定をする「指紋認識」や目の模様で特定する「虹彩認識」などでは、手袋やサングラスをはずさなかったり、特殊なセンサーなどのハードウエアも必要でコストがかかったりという問題があった。話者認識では、ハンズフリーで認識ができ、マイクと通常のPC程度のコンピュータがあれば導入できるため、コストが安いというメリットがある。

　同社の「ALSOKセキュリティ科学研究所」では、幅広い年齢層や年齢とともに変わる声質に対応し、登録までの手間を削減、登録した声でインターフォンに「ただいま」などの言葉をかけると、鍵が開く応用例を同社ショールームで展示している。

　警備会社「ALSOK」はこのほど、人の話す声で本人認証を行う「話者認識」の新技術を開発、2年後の実用化を目指すことを明らかにした。同技術は4〜7日、東京ビッグサイト（東京都江東区）で開かれる防犯サービスの展示会「セキュリティー・ショー2014」の同社ブースで展示される。

放送時間：BS11毎週日曜日 午後6時00分～6時55分

キャスター：

元村 有希子（毎日新聞科学環境部編集委員）

黒塚 まや

コメンテーター：

二木　啓孝（BS11解説委員）

BizBuzコーナー

出演：猪狩　淳一（毎日新聞デジタル）