【動画】田中麗奈、20年ぶり毎日映画コンクール受賞 「がんばっていきまっしょい」が転機に
「第72回毎日映画コンクール」(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の表彰式が2月15日、「ミューザ川崎シンフォニーホール」(川崎市幸区)で開催され、「幼な子われらに生まれ」(三島有紀子監督)で女優助演賞を受賞した田中麗奈さんが出席した。主演映画「がんばっていきまっしょい」で1998年の「第53回毎日映画コンクール」で「スポニチグランプリ新人賞」を受賞して以来、20年ぶりの受賞となり、「あの作品があって、(私の)映画(人生)の道が切り開けた」と感慨深げに語った。
華やかなドレス姿の田中さんは、受賞について「こんなに素晴らしい賞をいただけてうれしい」と喜んだ。また、司会の生島ヒロシさんから、映画の魅力と大変さを聞かれると「(良い作品を作ろうと)目的がはっきりしている中で、個性や技術を駆使して、みんなで一丸になってエネルギーを出すのが好き」と声を弾ませていた。
「毎日映画コンクール」は、日本で最も長い歴史を持つ映画コンクールの一つ。今回は「転校生」や「時をかける少女」などで知られる大林宣彦監督の「花筐/HANAGATAMI」が「日本映画大賞」、俳優の菅田将暉さんと韓国の俳優ヤン・イクチュンさんがプロボクサーに扮(ふん)した岸善幸監督の「あゝ、荒野」が「日本映画優秀賞」に選ばれ、「監督賞」は「バンコクナイツ」の富田克也監督、「脚本賞」は「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の石井裕也監督が受賞した。
表彰式には、「あゝ、荒野」で「男優主演賞」を受賞した菅田さん、「散歩する侵略者」で女優主演賞を受賞した長澤まさみさん、「三度目の殺人」で男優助演賞を受賞した役所広司さんらも出席した。