俳優の高橋一生さんが10月6日、東京都内で行われた、主演を務める「連続ドラマW 1972 渚の螢火」（WOWOW）の完成報告会に、俳優の青木崇高さんと登場。ドラマは本作の舞台である沖縄で撮影が行われたが、撮影の思い出を聞かれた青木さんが「沖縄が極寒でした」と振り返ると、高橋さんも「予期していなかった寒波クラスの寒さが来てしまっていましたよね」と苦笑いでうなずいた。

　青木さんが「本当に寒くて。もうこんなはずじゃないだろうっていうぐらい」と続けると、高橋さんも「衣装合わせのときは話が違いましたよね。衣装合わせの段階では『暖かいので大丈夫です』と聞いていたのですが、空港に着いて降りた瞬間、これ寒いんじゃないかなって（笑）」と想像を超えた寒さであったことを明かした。

　さらに高橋さんが「現地の方も何年ぶりかだっておっしゃっていたと思います」と話すと、青木さんは「ホテルではもうストーブをちょっと用意していただいたりもしました」と沖縄でまさかの寒さ対策をしたことを語った。完成報告会には、平山秀幸監督も出席した。

　ドラマは、坂上さんのクライムサスペンス「渚の螢火」（双葉文庫）が原作。1972年、本土復帰に際し、円ドル交換が進む沖縄で、ドル札を回収していた現金輸送車が襲われ100万ドルが強奪される。この件が日本政府や米国政府に知られると、重大な外交問題に発展しかねないと懸念した琉球警察は、秘密裏に解決するため、真栄田太一（高橋さん）を班長とする特別捜査班を編成。復帰まで18日しかない中、真栄田たちは事件解決に奔走。強奪事件は地元ギャングの犯行と目されたが、その背後には米国政府の思惑が……というストーリー。

「連続ドラマW 1972 渚の螢火」は10月19日スタート。日曜午後10時からWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドで放送・配信。全5話。第1話は無料放送される。