【動画】佐藤健、「TRICK」好きすぎて出演を直談判 阿部寛との11年ぶり共演に感慨 た映画「護られなかった者たちへ」完成披露試写会
俳優の佐藤健さんと阿部寛さんが8月16日、東京都内で行われた映画「護(まも)られなかった者たちへ」(10月1日公開)の完成披露試写会に登場。佐藤さんは、ドラマ「トリック」シリーズの劇場版「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」(2010年)以来の共演となった阿部さんについて、「阿部さんは阿部さんですね」と当時から変化はなかったと回答。さらに「『トリック』が好きすぎて、それがきっかけで役者になりたいと思ったぐらいの作品」と明かし、「『トリック』で初めてご一緒させてもらったのですが、堤(幸彦)監督に直談判して。(当時)目の前で阿部さんが演じている姿は今でも鮮明に覚えています。それぐらい僕にとってはかけがえのない時間。そんな阿部さんとこの作品でさらに深まった役柄でご一緒できてうれしいです」と笑顔を浮かべ、再共演を喜んだ。
一方、阿部さんは「(11年前共演してから)この間、佐藤さんがいろいろやっている仕事ぶりをテレビとか映画とか通して見ていた。(今作の)現場に入ったとき集中力と責任感というものがすごくあった」と話し、「僕は刑事の役なので、佐藤さん演じる利根という人物を見ながら役作りしようと思い、すべて佐藤さんに委ねてやっていたのですが、集中力のある素晴らしい役者さんだなというのは改めて思いました」と佐藤さんの演技を絶賛した。
映画は、「このミステリーがすごい」受賞作家・中山七里さんの同名小説(NHK出版)が原作。東日本大震災から10年目の仙台で、全身を縛られたまま放置され“餓死”させられる不可解な連続殺人事件が発生。捜査線上に浮かんだのは、別の事件で服役し出所したばかりの利根(佐藤さん)。利根と被害者たちとの接点を見つけ出した刑事の笘篠(阿部さん)が追い詰めていくが、決定的な確証をつかめないでいた。やがて第3の事件が起きてしまい……というストーリー。
イベトントには、清原果耶さん、倍賞美津子さん、吉岡秀隆さん、緒形直人さん、瀬々敬久監督も出席した。