【動画】レオナルド・ディカプリオ、過酷な撮影を振り返る「二度とやらないかも」 映画「レヴェナント:蘇えりし者」来日記者会見3
「第88回アカデミー賞」の主演男優賞に輝いた米俳優のレオナルド・ディカプリオさんが3月23日、東京都内で行われた主演映画「レヴェナント:蘇えりし者」(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)の会見に出席。2014年1月の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(マーティン・スコセッシ監督)のPR以来、約2年ぶり10度目の来日で、会見には、スチールカメラ約250台、テレビなどの映像カメラ約50台と、総勢約500人の報道関係者が詰めかけた。
過酷を極めた撮影について、ディカプリオさんは「一番大変でチャレンジだったのはロケ地の寒さ。演技は準備できるが、寒さとロケ地の状況は準備ができない。急に温かくなると雪を探しに行かなければ……。こういう作品は二度とやらないかもしれない。投資してくれるスタジオもないかもしれない」と説明したが、「ただ、この作品を振り返ったときに、チャレンジして誇りに思う作品だと思います」と、作品への熱い思いも見せた。
「レヴェナント:蘇えりし者」は、昨年「グランド・ブダペスト・ホテル」と並んで最多タイとなる4冠を獲得した「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のイニャリトゥ監督の最新作で、大自然と自らの運命にあらがった男の再生を描くドラマ。ディカプリオさんは、狩猟中に熊に襲われ瀕死(ひんし)の重傷を負ったうえ、目の前で息子を殺され復讐(ふくしゅう)を誓うハンターのヒュー・グラスを演じている。4月22日公開。