【動画】作家・湊かなえ、ベストマザー賞受賞に恐縮 子どものエピソードも披露 「第9回ベストマザー賞2016」授賞式4
作家の湊かなえさんが5月6日、「母の日」(8日)を前に母親たちの憧れや目標となる人を表彰する「第9回ベストマザー賞2016」の文芸部門に選ばれ、東京都内で行われた授賞式に出席。1児の母である湊さんは、イベント後の会見で受賞について聞かれると、「本当に申し訳ないような(気持ち)」と恐縮しつつ、「デビュー作があんまり明るくない作品なので、子どもがいることをずっと伏せていたんですけれど、やっと自分で善悪の判断ができる歳になりましたので、去年から公表させていただいた。今年こういう賞を頂けて、本当にうれしい」と喜び、「子どもがいるのにこんな暗い作風でいいのかなと悩むこともありましたが、皆さんに応援していただけて感謝」と語った。
今回の受賞については「本当に立派な母親じゃないので、ずっと家族に言えなかった。昨日言ったら『えー』って驚かれた。『おめでとう』は言ってもらいましたけれど、『これでベストマザー賞か』って最初すごく驚かれました」と、照れながら家族の反応を明かした。自分の作品に家族のことは書かないという湊さんだが、「どうしても書きたいことがあって(エッセイに)書いてしまった。(子どもが)『自分の誕生日は、お母さんの出産記念日』って言ってくれた」と子どものエピソードを披露し、「いい子でしょ? いい子に育ってくれたことが一番大きなプレゼント」と、母の顔を見せていた。
同賞は、日本マザーズ協会が2008年から毎年選出しており、今回で9回目。湊さんのほか、文化部門で3児の母であるモデルの滝沢眞規子さん、芸能部門で2児の母である元「モーニング娘。」でタレントの藤本美貴さん、スポーツ部門で1児の母である元プロビーチバレー選手の浅尾美和さん、経済部門で1児の母である医師でタレントの友利新さんがそれぞれ選ばれ、この日の授賞式に出席した。