【動画】松坂桃李&広瀬すず、子役の反応に思わずにっこり 仲良しシーンの裏側公開 「いのちの停車場」メーキング
女優の吉永小百合さんの主演映画「いのちの停車場」(成島出監督)のメーキング映像が6月18日、公開された。「まほろば診療所」メンバー演じる松坂桃李さんと広瀬すずさん、子役の鈴木乃伊留くんのシーンを収めた。
咲和子(吉永さん)を追いかけて金沢へやって来た医大卒業生でまほろば診療所の運転手として働いている野呂(松坂さん)と、まほろばの訪問看護師として働きながら亡くなった姉の子・翼を母親代わりに育てている麻世(広瀬さん)。今回の映像は野呂を慕う小児がんを患う少女・若林萌(佐々木みゆさん)が壊してしまった“魔法の杖(つえ)”を、野呂が修理していたところに、麻世と翼がやって来て、2人の月に1回の“外食デー”に野呂を誘うというシーン。
一つ目のテークでは、「よかったら一緒に行かない?」と麻世が誘うと、野呂が「おごり?」と冗談めかして返す。カットがかかると、なぜか終始直立して固まっていた乃伊留くんに思わず松坂さんが「どうした!?」と優しく声をかけ緊張を和らげようとする。その姿にキャスト・スタッフ一同笑いがあふれるという場面を切り取った。「昨日仲良くなったはずなのに」と笑みを浮かべる広瀬さんに松坂さんも「今日も朝あいさつしたんだけどな~」と笑いを浮かべる。乃伊留くんとの撮影にあたって2人は、実際に仲良くなろうと現場で意識的に声をかけて、“翼との距離感”を縮めていったという。
続く次のテークでは、先ほどとは打打って変わって元気よくリラックスした表情を浮かべる翼と少し照れくさそうにしながら野呂を誘う麻世、そして翼に手を引かれながら笑顔で「行く!」と誘いに答える野呂の様子がほほ笑ましいシーンが映し出されている。
映画は作家の南杏子さんの小説「いのちの停車場」(幻冬舎)が原作。東京の救命救急センターで働いていた医師・咲和子は、ある事件の責任をとって退職し、実家の金沢に帰郷し、父(田中泯さん)と暮らしながら、まほろば診療所で在宅医師として再出発をする。院長の仙川(西田敏行さん)と訪問看護師の麻世、東京から咲和子を追いかけてきた野呂と共に、咲和子はさまざまな事情から在宅医療を選び、治療が困難な患者たちと出会い戸惑いながらも、まほろばのメンバーと共にいのちの一瞬の輝きに寄り添っていく……。