俳優の醍醐虎汰朗さん主演、黒羽麻璃央さんらも出演する映画「野球部に花束を」（飯塚健監督、8月11日公開）の本編映像が8月1日、公開された。高校球児役を演じた小沢仁志さんが登場するシーンの映像となっている。

　主人公の黒田鉄平（醍醐さん）は野球部へ入部早々、気合を入れて染めた髪を先輩部員に無理やり刈られ丸坊主に。厳しい鬼監督からは問答無用でキャッチャーを命じられたりと理不尽な圧力に振り回させる。本作では野球部の1年生から見た3年生の先輩部員は“こう見えている”というイメージで小沢さんが登場する。

　今回解禁となった本編映像は、最後の夏予選の抽選会前にグランドを訪れた3年生の主将を黒田が見送るシーン。普段は鬼のような形相で「アンサーは『はい』のみだ！」と半端ない圧をかけるような強面主将が、この時は緊張した面持ちで黒田に語りかける。けがをした同期部員が試合に復帰できるのは開会式から2日目以降で、どうしても初戦を大会3日目以降で引き当てたいと話す主将にパワーを送る黒田。先輩部員たちから奴隷のように扱われていた1年生だったが、同じグランドでお互い泥まみれになりながら練習を共にする日々の中で先輩と後輩の信頼関係が芽生えていた。

　任侠映画などではダークなスーツの印象が強い小沢さんがまさかの高校球児となり、野球のユニホームや、人生初というブレザーの制服に身を包み青春真っ只中の学生姿を披露している。