【動画】松本穂香、映画「みをつくし料理帖」で主演も料理は不得意? 「筋はよくないかも…」と自虐
女優の松本穂香さんがこのほど、東京都内で開催された主演映画「みをつくし料理帖」(角川春樹監督、2020年秋公開)の第2弾キャスト発表会見に出席。松本さんは料理人である澪を演じる準備として「料理人の所作みたいなものは出てくるので、そういうところはプロの方に教わりました」と明かしたが、自身の料理の腕前については「(料理人役なので)言っちゃだめかもしれないですけど、筋はあまりない(よくない)かもしれない……」と苦笑いしていた。
会見では、澪と江戸で一緒に暮らすご寮さん・芳役の若村麻由美さん、澪が暮らす長屋の住人・おりょう役の浅野温子さん、戯作者の清右近衛門役の藤井隆さん、澪の料理の才を見いだし女料理人として澪を雇う「つる家」の店主・種市役の石坂浩二さんの出演が発表され、若村さんらと角川監督も出席した。
松本さんの料理シーンを間近で見たという石坂さんは「格好はいっちょ前。さすが女優さんだと思います。ただ味の方は分かりません」とちゃめっ気たっぷりに話し、周囲を笑わせていた。
松本さんは今作への出演を「『みをつくし料理帖』という温かくて優しい物語に主人公という立場で携わらせていただけていることがとても幸せ」とにっこり。角川監督は「間違いなく松本穂香という女優にとっては代表作になると思う」と断言し、「本人の大きな成長もありますが、周りの人たちに恵まれて演じていて、石坂さん、温子、若村らに育ててもらっている感じがして、幸せな環境で映画を撮っている。けなげで明るくて前向きという彼女が持っている地の部分が、この映画に見事に反映している」と理由を説明した。
「みをつくし料理帖」は、高田郁さんによる累計400万部突破の時代小説シリーズで、刊行10周年を記念し、映画化される。澪と幼なじみの野江役を奈緒さん、江戸の吉原で頂点を極めるあさひ太夫を守る男・又次役を中村獅童さんが演じる。
享和2年の大坂で8歳の澪と野江は、仲の良い幼なじみだったが、大洪水が大坂を襲う。大洪水で両親を亡くし、野江とも離ればなれとなってしまった澪は、「つる家」の店主・種市に助けられ、江戸・神田にあるそばどころ「つる家」で、料理人として働く。天性の料理の才を見いだされ、女性でありながら料理人として働く澪は、江戸の味になじめず試行錯誤の日々を過ごしていたが、やがて「つる家」の看板料理を見いだして……という物語。