【動画】ウイークリーニュースONZE×BizBuz:緑茶飲料に新機軸!四季を香りと味で楽しむ #ONZE×BizBuz
BS11の報道番組「ウイークリーニュースONZE」のビジネス情報コーナー「BizBuz」では、「緑茶飲料に新機軸!四季を香りと味で楽しむ」と題して、リニューアルされるサントリーの緑茶飲料「伊右衛門」を紹介した。
「伊右衛門」は、京都の老舗茶舗「福寿園」の茶匠が厳選した国産茶葉を使った豊かな味わいのある緑茶として2004年に発売され、日本のペットボトル入り緑茶飲料市場を広げてきた。そんな中、急須で入れるお茶という日本人の原体験に改めて立ち戻り、緑茶飲料としての新たな価値を作ろうとリニューアルが進められた。
「伊右衛門」の担当チームの一人、サントリー食品インターナショナルブランド戦略部の新関祥子さんは「日本人が“日本”を感じられる飲料とは何か」をリニューアルのテーマにしたという。新関さんは「お茶は農作物。福寿園のような茶舗は、その季節に一番おいしいお茶を出していたんです。そこで日本の豊かな四季を味わえるお茶というコンセプトに行き着きました」と語る。
その思いを実現したのが、日本茶インストラクターの資格も持つ商品開発部の小林真一さんだ。人間は気温が上昇する春から夏には、基礎代謝が低下し、カロリーが低いさっぱりとした味わいを好み、香りも新緑のさわやかなものにリフレッシュされる。逆に秋冬には基礎代謝が上昇、濃くしっかりした味わいで、焼きいものような香ばしいものにほっこりした気持ちを感じるという。そうした科学的な分析を背景に、四季を感じさせる茶葉の選定と製法を研究した。「季節を感じるために、冬に気温37度の部屋に入って汗だくになって試飲していました」と苦労を語る
しかし、季節ごとに味わいを変えるという画期的な挑戦に、チームには「そこまで踏み込んでいいのか」という思いもあった。そこで約2500人へのマーケティング調査を実施し、確実な手応えをつかんだという。
こうしてみずみずしい新茶入りの春、さわやかな水出し抹茶入りの夏、甘香ばしい寝かせ茶葉の秋、あぶり茶葉のふわっとした香りをホットで楽しむ冬という四つの味と香りが完成した。新関さんは「東京五輪も近づき、グローバル化が進む中、日本を感じてもらいたい」と自信を見せる。こうして生まれた「伊右衛門」の新提案、これからどう受け入れられるか、注目だ。
2015年5月10日放送
放送時間:BS11毎週日曜日 午後6時00分~6時55分
キャスター:
元村 有希子(毎日新聞編集委員)
田野辺 美鈴
コメンテーター:
山路 徹(ジャーナリスト)
BizBuzコーナー
出演:猪狩 淳一(毎日新聞デジタル)