アイドルグループ「AKB48」の河西智美さんが海外ドラマ「リベンジ　シーズン2」の日本語吹き替え版のゲスト声優を務めることになり、19日に東京都内でアフレコ会見を行った。グループからの卒業を発表している河西さんは、卒業後の夢を「ミュージカルに挑戦してみたい」とコメント。また、「中2からずっとAKB48に集中してやってきたので、勉強はおろそかになってしまった。英語をきちんと勉強し直して、いつか洋楽を歌ってみたい。『リベンジ』の主題歌に、私の洋楽曲が使われたらうれしい」と野望を明かした。

　「リベンジ」は、米ニューヨーク郊外の高級住宅地ハンプトンを舞台に、謎めいた主人公・エミリーが、殺害された父のかたきを討つため、美貌や知力、財力を駆使してターゲットを次々に抹殺していく復讐（ふくしゅう）ドラマ。河西さんは、エミリーが復讐のターゲットとするビクトリアの少女時代の声を吹き替える。声の出演をする第8話「起源」（5月11日放送）は、ビクトリアの少女時代の禁断の過去が暴かれ、物語のターニングポイントにもなる重要なエピソードになるという。「リベンジ シーズン2」は、無料BSチャンネル「Dlife」で23日午後10時から放送スタート。

　河西さんにとって今回が海外ドラマ吹き替え初挑戦で、収録にあたってはメンバーの大島優子さんが吹き替えを担当した劇場版アニメ「メリダとおそろしの森」を参考に見たといい、「最初は『優子の声だな』と思うんですが、お話が進むにつれて声がなじんでいって。全く浮いていないんです。私もそれを意識して臨みました」と語った。そして、自身のアフレコについては「たくさんの時間をかけて何度もできた。出来上がりを聞いたときに声がなじんでいたので、今回は自信を持って『見てください』と言えます。自己評価は強気に100点です」と胸を張った。（毎日新聞デジタル）