白血病を公表している競泳の池江璃花子選手が5月18日、ウイッグを外した姿を公開した。「今日、みなさんに初めてこの姿をお見せします」とつづったメッセージと共に公開し、動画も公開された。動画で池江選手は「自分の今のこの髪の毛、この自分自身に誇りを持っている」と心境を語っている。

　ビジュアルと動画は、池江選手の「この1年で発見した自身の新たな一面を見せながら、今のありのままの自分を撮影してほしい」という希望をもとに撮影された。池江選手は、手紙で「現在、世界中が不安でつらい日々を送っています。このメッセージが、アスリートの仲間にとっても、また同じように苦難と戦っている誰かにとっても、小さな希望になればうれしいです」とメッセージを送っている。

　池江選手は、2000年7月4日生まれ。東京都江戸川区出身。2018年のアジア選手権のMVP。2019年2月に白血病と診断され、同年12月に退院を明らかにした。退院報告時には、直筆のメッセージで「2024年のパリ五輪出場、メダル獲得という目標で頑張っていきたいと思います」とつづった。

　池江選手とスキンケアブランド「SK-II」（P＆Gプレステージ）のコラボサイトでは、池江選手の軌跡やメッセージを描いたフォトダイアリー「This Is Me」も公開された。