【動画】辻村深月の人気小説が劇場版アニメ化 主人公こころの“声”解禁 映画「かがみの孤城」特報
直木賞作家の辻村深月さんのベストセラー小説が原作の劇場版アニメ「かがみの孤城」が2022年冬に公開されることになり、同作の特報が7月21日、公開された。特報では、主人公の中学生・こころの“声”が解禁。こころのキャストは明かされておらず、7月28日に続報が発表される。
アニメ「クレヨンしんちゃん」シリーズや「河童のクゥと夏休み」などで知られる原恵一さんが同作の監督を務め、「ソードアート・オンライン」などのA-1 Picturesが製作することも発表された。
特報では、「たとえば、夢見る時がある。転入生がやってくる。その子はなんでもできる、すてきな子」といったこころのモノローグが流れる中、こころが歩き出す足元や、光る鏡に手を触れようとしているシーン、7枚の鏡が並ぶ広間、海の上にそびえ立つ城などが描かれた。
「かがみの孤城」は、青春期独特の繊細な感情や感性を描いたファンタジーミステリー。学校での居場所をなくして家に閉じこもっていた中学生・こころの部屋の鏡が光り始め、吸い込まれるように鏡をくぐり抜けると、城のような不思議な建物にたどり着く。こころと似た境遇の7人が集められ、城の中には秘密の鍵が隠されており、鍵を見つけた者は何でも願いがかなう……という展開。
2018年に全国の書店員が「一番売りたい本」を選ぶ「本屋大賞」を受賞。「王様のブランチブック大賞2017」「ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR2017」など9冠を達成し、累計発行部数は130万部を突破している。2019年にコミカライズ、オーディオブック化、2020年に舞台化されるなどのメディアミックスが展開している。