俳優の阿部サダヲさん、岡田健史さんのダブル主演映画「死刑にいたる病」（白石和彌監督）の特報が1月6日、公開された。本編映像初解禁で、世間を震撼（しんかん）させた連続殺人鬼・榛村を演じる阿部さんと、榛村から届いた1通の冤罪証明依頼に挑む大学生・雅也を演じる岡田さんの拘置所での息のつまるようなやり取りが描かれている。

　櫛木理宇（くしき・りう）さんの小説「死刑にいたる病」の実写映画化。自分の理想とは程遠い大学に通い、鬱屈した日々を送る雅也（岡田さん）のもとに1通の手紙が届く。差出人は、24件の殺人容疑で逮捕され、そのうちの9件の事件で立件・起訴、死刑判決を受けた凶悪犯・榛村（阿部さん）だった。榛村は犯行を行っていた当時、雅也の地元でパン屋を営んでおり、中学生だった雅也もよく店に通っていた。手紙には「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」と記されており、雅也は事件を独自に調べ始める……。

　阿部さん、岡田さんのほか、岩田剛典さん、中山美穂さんらも出演する。5月公開。