今月末で終了することが発表されている、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）」（大阪市此花区）の大人気アトラクション「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」の累計タイムトラベラー（アトラクション体験者）数が5月11日、6000万人を突破した。

　同アトラクションは2001年に開業。米ハリウッドとフロリダのユニバーサル・スタジオにも同じアトラクションがあったが、現在ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのみで運営しており、今月末での終了が発表されたことによって人気が再燃し、ファンが続々と来場しているという。

　この日は記念セレモニーも行われ、6000万人目の体験グループとなった23人のゲストたちは、歓声を上げて大喜び。「ドク・ブラウン博士になりたくて大学も工学部に行って今も研究している」という北海道の28歳男性は「10年前ぐらいにパークに来たときは、時間がなくて乗れなかった。初めての乗車で奇跡的にこの瞬間に立ち会えて一生の思い出です」と感激し、「今月で終わると聞いて遊びにきた」という静岡県の26歳男性は「たまたまだけど立ち会えて本当にうれしかった」と喜んだ。

　マイケル・J・フォックスさん主演の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズをテーマにた同アトラクションは、マッドサイエンティストのドク（クリストファー・ロイドさん）が開発した8人乗りの新型デロリアンに乗って、悪漢ビフ・タネンを追って未来や過去へタイムスリップし、氷河の上を滑り落ちたり、火山の火口に落ちる寸前で恐竜に衝突したり、といったスリリングな体験ができる。

　セレモニーでは、人気キャラクター「ドク・ブラウン博士」が、デロリアンからサプライズで登場してゲストたちを祝福。主人公のマーティが時計を見るポーズで、記念撮影も行われた。