インディーズ作品として異例の大ヒットを記録した映画「カメラを止めるな！」（上田慎一郎監督）のフランスリメーク版の邦題が「キャメラを止めるな！」に決定し、7月15日に公開されることが分かった。オリジナル版にも出演した竹原芳子さんがむちゃぶりプロデューサー役で出演することも発表。映画の予告編も公開された。

　「カメラを止めるな！」は上田監督の劇場長編デビュー作として、2018年に都内2館で公開。斬新で衝撃的な内容が話題となり、公開館数は350館以上、動員数は220万人超え、興行収入は31億円を突破し、異例の大ヒットを記録した。フランスリメーク版は、「アーティスト」で2012年の第84回アカデミー賞作品賞、監督賞など5部門を獲得したミシェル・アザナヴィシウス監督がメガホンをとった。

　予告編は、オリジナル版の冒頭と同じくゾンビ映画のクライマックスで監督が女優を罵倒するシーンからスタート。その後も見覚えのあるシーンが続き、オリジナル版で現場を混乱に陥れた最大の元凶のプロデューサー役で強烈なインパクトを残した竹原さんの姿が映し出される。演じたのは、映画「カメラを止めるな！」での劇中劇「ONECUT OF THE DEAD」のリメーク企画を依頼するプロデューサー。予告編のラストでは、いち早く本編を鑑賞した上田監督から、「そうきたか！　新たなキャラ、新たなトラブル、新たな展開……。アツアツのリメイクに、本物の涙があふれ出ました」と賛辞も寄せられている。