【動画】間宮祥太朗主演で島崎藤村「破戒」60年ぶり映画化 石井杏奈&矢本悠馬らも 本予告
島崎藤村の不朽の名作「破戒」が約60年ぶりに映画化され、7月8日に公開されることが、わかった。主演の丑松役は、俳優の間宮祥太朗さんが務める。ほかにも、石井杏奈さん、矢本悠馬さん、眞島秀和さん、竹中直人さん、石橋蓮司さん、大東駿介さんらが出演する。映画の本予告も公開された。
「破戒」は、1905(明治38)年に自費出版された長編小説。これまで、1948年に木下恵介監督、1962年に市川崑監督といった名だたる巨匠が映画化してきた。今回の映画では、脚本を「クライマーズ・ハイ」「孤高のメス」などの加藤正人さんと「バトル・ロワイアルII鎮魂歌」などの木田紀生さんが担当。前田和男さんが監督を務める。
舞台は、まだ身分制度の影が残る明治後期。予告映像は丑松の「なぜ好きな人に気持ちを伝えることが、できない」と苦悩のナレーションから始まる。「部落民という素性を隠せ」という父からの強い戒めを受け、身分を隠し教師となった丑松は、下宿先で士族の娘・志保(石井さん)と出会い、彼女への思いに心を焦がすようになる。誰にも自身の出自を明かすことのできない丑松だったが、「この世の矛盾に命懸けで切り込む人間を下等だというのなら、私は進んで下等な人間になります」と感情をむき出しに……。