俳優の広瀬すずさんが5月5日、東京都内で行われた、妻夫木聡さん主演の映画「宝島」（大友啓史監督、9月19日公開）の完成報告会見に出席した。クランクインの前日に、沖縄に住む妻夫木さんの親友宅に招待されて「一緒にカチャーシーを踊りました」と明かし、「昔から知り合いなんじゃないかと思うぐらいファミリーというものを感じました」と話した。

　映画は、第160回直木賞、第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞を受賞した真藤順丈さんの同名小説が原作。戦後、アメリカの統治下にあった沖縄を舞台に、“戦果アギヤー”と呼ばれた若者たちの激動の20年を描く。広瀬さんは主人公・グスク（妻夫木さん）の幼なじみ、ヤマコを演じた。

　撮影を振り返り、「とてもいい意味ですっごく疲れました」といい、「血が騒ぐようなシーンがたくさんあって、完成した作品を見たら自分が出ていないシーンも大変だったんだなと思いました」と話した。

　会見には妻夫木さん、窪田正孝さん、大友監督も出席。永山瑛太さんのビデオメッセージが上映された。