【動画】カズレーザー、ネタ作りへの活用も? AIとの付き合い方語る「あらゆるものが作れちゃう」
お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザーさんが9月29日、東京都内で行われた、米映画「トロン」の15年ぶり最新作「トロン:アレス」(ヨアヒム・ローニング監督、10月10日日米同時公開)のイベントに登場。エンタメ界とAIの付き合い方について自身の考えを明かした。
カズレーザーさんは、映画の内容にちなみ、自身にとってAIの存在はどんなものかと聞かれると、「特にエンタメ界はAIの脅威……AIとどう付き合うかってなっていますよね。あらゆるものが作れちゃうから」と説明。続けて「ネタぐらいだったら、もうAIに作ってもらうのが一番楽になると思います」と予想し、「スベったら『これはAIのネタでした』って逃げ道がありますから。『今のコメントAIなんですよ』って言えば」と冗談交じりに語った。
イベントにはお笑い芸人のスギちゃんも出席。スギちゃんは、AIの存在について聞かれると「ネタを書いたりもできるAIがあるんですよ。しかし、AIに携わる方に聞くと、まだスギちゃんのレベルには達していないと。だから安心している」と笑顔でコメント。すかさずカズレーザーさんが「AIは全然ワイルドさがないですからね」と援護し、場を和ませる一幕もあった。
世界で初めてCG(コンピュータグラフィックス)を本格導入した長編映画として知られる米映画「トロン」(スティーブン・リズバーガー監督、1982年)。デジタル世界に送り込まれた天才プログラマーのケヴィン・フリンが生死をかけたゲームに挑んでいく様子を描き、社会現象を巻き起こした。18年後の2010年には続編「トロン:レガシー」(ジョセフ・コジンスキー監督)が公開され、ケヴィンの息子、サムを主人公に、青白く輝くネオンを基調とした当時最先端の映像で多くのファンを魅了した。
最新作「トロン:アレス」では、現実世界で最強の人型AI兵士アレス(ジャレット・レトさん)が開発される。圧倒的な力と優れた知能を備えた究極の兵士だが、現実世界で“生存”できるのはわずか29分間。“永遠”を求めてAI兵士たちは暴走を開始し、デジタル世界が現実世界を侵食していく。そして現実世界で“人間”を知ったアレスにもある異変が起きる。果たしてアレスは人類の救世主となるのか……というストーリー。
イベントでは、カズレーザーさんとスギちゃんが映画についてトーク。映画の設定について聞かれたカズレーザーさんは「AIってだいぶ身近になって久しいじゃないですか。その中で未来を創造するのって難しいと思うんだけど、(映画の設定が)新しい。新しいけど、遠すぎない未来の形。こういう形で描くんだなって思いました」と話していた。